乾燥と肌のバリアとアルガンオイル
■乾燥、要注意!!
冬場は湿度が下がり、風も冷たく肌を乾燥させます。屋外だけでなく、室内も暖房で肌の水分を奪い、さらに乾燥を招きます。
室内に洗濯物を干した際、暖房でカラっと乾くことを考えると、肌からも相当水分が蒸発していることが分かります。肌にとって良いと言われている湿度は、60~65%です。暖房を使いながら、室内の湿度を保つのはなかなか困難です。ましてやオフィスやリビングなど、広くなれば湿度を保つのは容易ではありません。
今日のコラムは、乾燥の季節を迎えて、肌の乾燥のメカニズムをお伝えしています。
~ 目次 ~
■乾燥が招く肌トラブル
乾燥すると、肌がヒリヒリとし、唇がガサガサするのを実感します。また身体では、痒みが伴い、衣類と擦れると痛みを感じることもあります。そのような状態は、油分も水分も足りてない状態で、肌から水分の蒸発を防ぐ役目のバリア機能が低下している状態です。
乾燥が肌に良くないことは周知のとおりですが、シワ、たるみ、しみ…など老化の原因となります。冬場が終わったら改善されればいいのですが、一度低下したバリア機能は、夏になれば紫外線トラブルも発生し、修復するのが難しくなります。そう簡単に肌は健康に戻っていきません。
■バリア機能の低下とは
バリア機能とは、肌表面のわずか0.02mmの角質層が潤いを保ち、乾燥と外部からの刺激から肌を守る役割のことです。低下している状態とは、キメが荒くなり、細胞間の隙間が開いている状態です。
乾燥がバリア機能の働きを低下させ、肌細胞から水分が蒸発していき、さらに乾燥を悪化させます。乾燥肌に悩む方が多いのは、乾燥した肌を正常に戻すのがなかなか難しいからです。
■バリア機能を作る成分
バリア機能は、肌の角質層に存在する3つの成分で保たれています。
1:天然保湿因子(NMF)
2:細胞間脂質
3:皮脂膜
難しい言葉ですが、
1:天然保湿因子(NMF)はアミノ酸が主成分で、ターンオーバーが行われる際に作られます。
2:細胞間脂質とは、キメが整った肌をつくるためのセラミドなどで、細胞間の隙間を埋める役割があり、水分の蒸発を防ぎます。
3:皮脂膜は、皮脂で一番表面に存在し、潤いベールとも呼ばれ、肌を守っています。
年齢を重ねることで、セラミドも皮脂も減り、ターンオーバーも遅くなるため、年々肌は乾燥しやすくなってきます。
■足りなくなったものは、外から補充しよう!
年齢を重ねると少しずつ老化していくのは仕方のないことです。だからといってあきらめる必要はありません。5年後、10年後の肌は、スキンケアで大きく変えることができます。
お勧めするのは、足りない成分を補充するシンプルなスキンケア。スキンケアは短期的な効果を求めるがあまり、実は肌に強すぎる成分が入っており、長い目でみると肌に負担をかけてしまっていることがあります。
その反面、近年では自然派のスキンケアも多く出回っています。『オーガニック』というカテゴリーが年々拡大しているのは、長期的には肌に良くない成分が使われていることが認知されてきたからではないか、と個人的には感じています。細胞間脂質も皮脂も自然のもので、補うことができます。ターンオーバーもビタミンEで促進することができます。
■アルガンオイルは美容成分の塊
「アルガンオイル」というは知っているようで、実はまだ知らない!という方が多いです。「アルガンオイル」はモロッコの南西部に育成するアルガンツリーの種の中から抽出されたオイルです。乾燥地帯で、大きいものは約10メートルほどにもなり、なんと200年も生きると言われています。その種の中には、潤いを保つ成分と、いつまでも若くいられる成分がたっぷりと含まれています。
■アルガンオイルの成分
「アルガンオイル」に含まれる美容成分は大きく3つあります。
1)ビタミンE
2)リノール酸
3)オレイン酸
この3大美容成分について、簡単にまとめてみました。
1)ビタミンE
このビタミンEが若さを保つのに欠かせない成分です。酸化を防ぎ、細胞の働きが劣化するのを防ぐため、ビタミンEを与えることで、新しい元気な細胞が作り出されます。肌でいうと、ターンオーバーです。ターンオーバーが正常に行われる過程で、天然保湿因子が作り出されるので、乾燥を改善するには欠かせない成分です。アルガンオイルにはこのビタミンEが他のオイルよりも豊富に含まれており、世界中の美容家達を「とりこ」にしてきました。ビタミンEは、肌からも吸収できる成分のため、直接肌に付けることで効果があります。
2)リノール酸
リノール酸は、セラミド等を生成するにの必要な材料となります。そのため保湿力が高く、肌に潤いを閉じ込める役割を果たします。アルガンオイルはこのリノール酸も豊富で、オリーブオイルの3倍と言われています。
3)オレイン酸
皮脂を構成している成分で最も多く含まれているのが、このオレイン酸です。皮脂と同じ成分を多く含むアルガンオイルは、肌馴染みが良いのが特徴です。オイルを顔に付ける、ということに抵抗ある人も多いかと思いますが、アルガンオイルは、さらっとしており、アルガンオイルを付けた後にメイクも可能です。年齢を重ねると減っていく皮脂。30歳ごろをピークに、60代では、ピーク時の半分くらいにまで低下します。水分だけでなく、油分もしっかり与えてあげることで乾燥から肌を守ります。
アルガンオイルには、肌を乾燥から守る成分がたっぷりと含まれています。肌のターンオーバーは約1ヵ月。ターンオーバーが正常に行われるようまずは1カ月。そしてしばらく継続して使うことで、肌本来の改善につながっていきます。
■「Aniaアルガンオイル」とは
「Aniaアルガンオイル」とは、新鮮なオイルにこだわり、搾りたてをモロッコでボトルに詰めて日本に直送しています。新鮮さにこだわるのは、アルガンオイルがもつ美容成分を新鮮な状態で肌に届けたいから。新鮮なアルガンオイルは、すーっと肌に馴染み、べた付くことがありません。洗顔後にまず「Aniaアルガンオイル」。それからたっぷりの化粧水をつけて、乾燥が気になる時は、追いアルガンオイルをお勧めします。
乾燥が終われば、花粉。それから紫外線…。と肌のトラブルは続きます。長く使うことで、少しずつ肌の細胞が元気になっていきます。
Aniaアルガンオイルは「STORES」から購入できます。
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